KIZUNA営業マニュアル

2026年9月版

読む順番を選ぶ

立場によって、先に読むべきところが違います。選ぶと関係の薄い章が薄く表示されます(薄い章もマウスを乗せれば読めます)。

はじめにKIZUNAは「思い出す」時間をなくす道具です

営業の時間は、話す時間と、思い出す時間でできています。前回いつ話したか。何を提案したか。どこまで進んだか。この「思い出す」に使っている時間を、KIZUNAが引き受けます。

そのために必要なのは、話したら書く。これだけです。書いた分だけ、翌朝の画面が働いてくれます。

この2つの画面だけ覚えれば動けます。
担当顧客(SFA) … 朝いちばんに開く。今日やることが並ぶ画面
企業情報DB … 顧客を調べる。接触履歴を書くのもここ

用語だけ先に

法人(Hコード)会社そのもの。例:H0000186。1社に1つ
窓口(Kコード)会社の中の請求・掲載の単位。本社、○○支店、△△店など。1つの法人にいくつもぶら下がります
記録KIZUNAに入力された接触履歴のこと。実際に架電・訪問した事実とは別物です。書かなければ記録はゼロのままです
現S / 落ちS / 新規取引の状態。次の章で説明します
法人と窓口の関係は、採用広告ならではです。「ダイタンディッシュ株式会社」が法人、「新宿都庁店」「中目黒店」が窓口というイメージで捉えてください。話す相手は本社人事のことが多いので、記録は法人単位で書くのが基本です。

01楽楽販売と何が変わるのか 中堅ベテラン

結論から言うと、入力する内容はほぼ同じで、返ってくるものが増えます。

楽楽販売KIZUNA
接触履歴 日付・対応者・内容を記録 同じ。加えて活動成果・提案プラン・採用ニーズ・見込み金額を選択式で残せます
次にやること 自分で思い出す 次回接触予定日を入れると、その日の朝に画面へ出てきます
過去の履歴 楽楽販売の中 2020年からの全履歴を取り込み済み。同じ画面で続けて読めます
掲載・売上 別画面で探す 顧客ページに取扱実績・粗利・Indeed掲載状況が同居しています
担当変更 履歴が追いにくい 履歴は顧客に紐づくので、担当が変わっても引き継がれます
過去の履歴は読めますが、書き換えはできません。「読み取り専用」と表示されます。移行前の記録を守るためです。今日からの記録は普通に編集・削除できます。

入力の粒度は変えなくて大丈夫

楽楽販売と同じ感覚で「日付・相手・話した内容」を書けば十分です。選択式の項目(活動成果や提案プラン)は埋めれば後で集計に効くもので、必須ではありません。まず会話内容を書く習慣を移してください。

02朝いちばんの5分 はじめて中堅ベテラン

毎朝これをやります。慣れれば5分かかりません。

  1. 担当顧客(SFA)を開く KIZUNAにログインすると、営業の方はこの画面が最初に出ます。出ない場合は上のメニューから 担当顧客(SFA) を選んでください。
  2. 「今日、接触する先」を見る 画面の上から2つ目のブロックです。超過・今日・今週の3列に分かれています。まず超過を片付けます。ここは自分が「この日に連絡する」と決めて、過ぎてしまった先です。
  3. 「先回りアラート」を見る 掲載が5日以内に終わる顧客が出ます。継続の相談は終わる前が勝負です。終わってから連絡すると、その間の応募が止まります。
  4. 「今日の予定」を見る 商談やミーティングが並びます。訪問が入っていれば、その顧客のページを先に開いて履歴に目を通しておきます。
  5. 動く。話したらその場で書く これが一番大事です。後でまとめて書こうとすると、必ず抜けます。
「今日、接触する先」が空っぽの人へ。
ここは自分が次回接触予定日を入れた分だけ並びます。何も入れていなければ何も出ません。まず1件、接触履歴を書くときに次回予定日を入れてみてください。翌日から画面が働き始めます。

03OVERVIEWの読み方 はじめて中堅ベテラン

画面いちばん上に並ぶ9枚のカードです。自分の担当をいろんな角度から数えたもので、それ以上の意味はありません。カードを押すと、下の一覧がその条件で絞り込まれます。

まず3枚だけ

担当法人
自分が持っている会社の数。すべての出発点
記録が1年以上ない
1年以上KIZUNAに何も書かれていない会社。放置の目安
記録の追いつきが必要
取引はあるのに記録がない会社。ここが最優先
「記録がない」=「連絡していない」ではありません。電話していても、KIZUNAに書いていなければ記録はゼロです。移行直後は多くの会社が「記録がない」に入ります。焦らず、話したものから書いていけば減っていきます。

9枚すべて

カード数えているもの
担当法人自分の担当法人の総数。下に窓口の数も出ます
直近1年に記録あり1年以内にKIZUNAへ接触履歴が入っている法人
記録が1年以上ない上の裏返し。一度も記録がない法人も含みます
記録の追いつきが必要現Sなのに記録が1年以上ない法人。取引が動いているのに履歴が残っていない状態です
現S直近1年に納品がある=いま取引している法人
落ちS過去に実績はあるが1年以上納品がない=離れてしまった法人
新規取引実績がまだない法人
ホット他媒体に出稿していると分かった法人。自分で🔥を押して立てる印です
引継ぎ顧客今期に引き継いだ法人。完了の数と訪問MUSTの数が下に出ます
現S・落ちS・新規は納品実績から自動で決まります。自分で変更するものではありません。「落ちSが多い」と感じたら、それは掘り起こしの母数がそれだけあるということです。

04今日、接触する先 はじめて中堅ベテラン

3つの列に分かれています。並ぶのは窓口単位で、自分が接触履歴に入れた次回接触予定日が元になっています。

超過予定日が過ぎている先。何日超過しているかも出ます。ここから片付けます
今日今日が予定日の先
今週これから7日以内に予定日が来る先。心の準備用です

行をクリックすると営業画面(CRM)がその顧客で開きます。次にやることを書いていれば、日付の下に表示されます。

超過をゼロに保つコツ。予定日を入れるときは「連絡できる日」ではなく「連絡すべき日」を入れてください。守れなかったら、その場で次の日付に入れ直せば大丈夫です。超過を放置するより、正直に引き直すほうが画面は役に立ちます。

05先回りアラート 中堅ベテラン

出稿終了が近い先を、5日前から知らせます。残り日数が表示され、一時休止中のものには印がつきます。クリックするとIndeedキャンペーン管理が開きます。

掲載が終わってから「どうでしたか」と聞くのと、終わる3日前に「続けますか」と聞くのとでは、結果がまったく違います。この欄は継続提案のためのものです。

ここに出るのはIndeedアカウントの担当者名で紐づいた分です。表示がおかしい、自分の顧客が出てこないという場合は、アカウントの担当者設定がずれている可能性があります。管理者に連絡してください。

「応募がほぼ無い」「目標応募数に未達」の2枠は準備中です。順次動き始めます。

06今日の予定 はじめて中堅ベテラン

本日分の予定が1行ずつ並びます。自分が担当している予定と、参加者として登録された予定の両方が出ます。参加分には「参加」の印がつきます。

時刻・件名・種別・場所が並びます。予定を追加したり、明日以降を見たいときは、右上の スケジュールを開く ↗ から専用画面へ移動してください。

予定が出てこないときは、スケジュール画面で自分が担当者または参加者になっているかを確認してください。会議室だけ押さえて参加者を入れていないと、ここには出ません。

07担当法人の一覧 はじめて中堅ベテラン

画面いちばん下の表です。自分の担当をすべて並べたもので、OVERVIEWのカードを押すとここが絞り込まれます。

行の見かた

法人名クリックすると配下の窓口が開きます(▶ が ▼ に変わります)
窓口 nその法人にぶら下がる窓口の数
現S / 落ちS / 新規取引状態
🔥 ホットクリックで切り替わります。他媒体に出していると分かったらここを押しておく
最終記録日KIZUNAに最後に書かれた日と、何日前か
最終納品日直近で納品した日
企業情報DB ↗その法人の詳細ページを別タブで開きます

絞り込みと並び替え

上の検索欄は法人名とHコードに効きます。担当外の会社はここでは出ません。他の人の顧客を調べたいときは次章の全顧客検索を使ってください。

並び順は既定が放置が長い順です。上から順に手をつければ、放置の長いところから埋まっていきます。

窓口を開くと何が分かるか。窓口ごとに「接触履歴が何件あるか」「最終記録日」「直近の掲載媒体」が出ます。本社とは話せているが店舗と接点がない、といったことが見えます。

08顧客を探す はじめて中堅ベテラン

担当外も含めて探す — 全顧客検索

担当顧客(SFA) の上部にあります。全社の顧客から探せます。2文字以上入れると検索が始まります。

探せるもの入力例
法人名・窓口名三匠 / ダイタン
電話番号03-1234-5678(ハイフンあり)
Hコード・KコードH0000186 / K0010457

結果には担当営業・取引実績の有無・最終記録日が出ます。行をクリックすると企業情報DBが開きます。

この検索でできること。
「この会社、うちの顧客だっけ?」→ 出てくれば顧客です
「誰の担当だろう」→ 担当営業の列で分かります
「取引したことある?」→ 実績ありなら過去に納品しています

飛び込みや紹介の前に引いておくと、他の担当が動いている会社に重ねてアプローチする事故を防げます。
担当営業が「担当未設定」と出る会社が多くあります。マスターに担当が登録されていないだけで、実際には誰かが動いている場合があります。心当たりがなければ管理者に確認してください。

企業情報DBの検索

顧客をじっくり調べるときは 企業情報DB の左側の検索を使います。法人ごとにグループ化されて表示され、担当営業や取引実績(直近1年〜5年)で絞り込めます。

09企業情報DB — 顧客のすべてが集まる場所 はじめて中堅ベテラン

ページは2種類あります。法人ページ窓口ページです。左の一覧で、会社名を押すと法人ページ、その下の窓口名を押すと窓口ページが開きます。

法人ページで見えるもの

法人情報社名・住所・代表電話・業種・担当営業・最新の納品日
配下の窓口その会社の窓口が全部並びます。クリックで窓口ページへ
接触履歴配下すべての窓口の履歴をまとめて時系列で表示
数値サマリー取扱実績・粗利・Indeed掲載状況。11章で詳しく

窓口ページで見えるもの

基本情報窓口名・住所・電話・FAX・担当営業。楽楽販売が正なので閲覧のみです
アカウント・IDEmployer ID、Indeedのアカウントなど。掲載中の件数も出ます
担当者先方の担当者。自分で追加できます。決裁権の有無や予算期も残せます
接触履歴この窓口の履歴
メモ・履歴商談メモ・注意事項・NG事項・契約や請求の話・競合の状況
変更履歴誰がいつ何を変えたか(直近30件)
「担当者」と「メモ」は自分で育てる欄です。
先方の担当者に決裁権があるか、予算がいつ決まるか。競合がどこを使っているか。担当が変わったときに引き継がれるのはここです。自分の頭の中にあるものを、ここに移してください。
社名・住所・電話は楽楽販売が正です。KIZUNAで直しても楽楽販売には戻りません。間違いを見つけたら楽楽販売側を直してください。週次で取り込まれて反映されます。

10接触履歴を書く はじめて中堅ベテラン

KIZUNAでいちばん大事な操作です。ここだけは覚えてください。

  1. 顧客のページを開く 企業情報DBで法人ページか窓口ページを開きます。
  2. 接触履歴の + 接触を記録 を押す 接触履歴カードの右上にあります。
  3. 記録する窓口を選ぶ 初期値は 📋 法人全体(窓口を特定しない) です。本社や人事と話したならこのままで構いません。特定の店舗・支店の話だったときだけ、窓口を選んでください。
  4. 接触日と記録者を確認する 今日の日付と自分の名前が入っています。代わりに入力している場合は、記録者を実際に話した人に変えてください。
  5. 会話内容を書く ここが本体です。話した内容、相手の反応、次にやること。後から読んで思い出せる程度で十分です。
  6. 次回接触予定日を入れる 入れると、その日の朝に「今日、接触する先」に並びます。これを入れるかどうかで、翌日からの画面の働きが変わります。
  7. 保存する

選択式の項目について

すべて任意です。ただし埋めておくと、後から「提案したのに動いていない先」を探せるようになります。

項目意味
接触方法電話/メール/訪問/アポイント
活動成果複数選べます。有効接触は「決裁者・担当者と会話できた」という意味です。受付止まりなら付けません
提案プラン提案した商品。複数可
採用ニーズあり/なし
アポイント取得あり/なし
見込み金額・受注月数字は円で入力します。45万円なら 450000
金額は円です。「45」と入れると45円になります。入力欄の下に「450,000円(45万円)」と確認が出るので、必ず目で確かめてください。1,000円未満を入れると警告が出ます。

書き間違えたとき

履歴の右にある 編集 削除 で直せます。ただし記録先の窓口は後から変えられません。間違えた場合は削除して入れ直してください。

楽楽販売から取り込んだ過去の履歴は編集できません。「読み取り専用」と表示されます。過去の記録を守るための仕様です。内容に誤りがあっても、上書きせず新しい記録として書いてください。
迷ったら法人全体で書く。窓口を細かく分けようとして手が止まるより、法人全体に書いてしまうほうが健全です。法人ページを開けば配下すべての履歴が読めるので、探せなくなることはありません。

11数字を見る 中堅ベテラン

法人ページの下部にある数値サマリーです。商談前に開いておくと、話の入り口が見つかります。

取扱実績

楽楽販売の受注データです。累計取扱高・最終納品日・主要媒体、そして年別と四半期別の推移が出ます。

見るべきは推移です。去年より落ちていれば、その理由を聞きに行く材料になります。

粗利・取扱高

粗利管理のデータです。媒体ごとの粗利・費消額・粗利率が出ます。

「取扱実績」と「粗利」の金額は一致しません。出どころが違うためです。取扱実績は楽楽販売の受注データ、粗利は粗利管理のデータで、楽楽販売に受注登録のない媒体費消は取扱実績に含まれません。両方が表示されているときは画面にも注記が出ます。

Indeedキャンペーン

掲載中の件数とアカウント数。📅 キャンペーンを見る から詳細画面へ飛べます。

12マスターにない顧客を登録する はじめて中堅ベテラン

この章は次回作成します。
営業画面(CRM)の自己登録機能について、実際の画面を確認したうえで手順を書きます。憶測で書いて操作を間違えると、実在しない顧客コードが増えてしまうため、確認できるまで空けています。

いま分かっている考え方だけ先に書いておきます。

いつ使うか楽楽販売のマスターにまだ無い会社と話したとき。または急ぎでメモを残したいとき
仮のコード正式なコードの代わりに自動で仮番号が発行されます。仮であることが分かる形式です
その後楽楽販売に正式登録されたら、仮コードを正しいコードに直します
登録する前に必ず全顧客検索で調べてください。すでにマスターにある会社を二重に登録すると、履歴が2か所に分かれて追えなくなります。社名の一部、電話番号でも探せます。

13売上につなげる使い方 ベテラン

ここまでが操作の話です。ここからは担当をどう伸ばすかの話をします。

掘り起こしの母数は「落ちS」にあります

OVERVIEWの落ちSを押すと、過去に取引があって1年以上納品のない法人が並びます。一度は選んでもらった会社です。まったくの新規より、話を聞いてもらえる確率がはるかに高い。

並び順を掲載実績が新しい順にすると、離れて間もない先が上に来ます。記憶が新しいうちのほうが戻りやすいので、ここから当たるのが効率的です。

「記録の追いつきが必要」は危険信号です

取引が動いているのに、1年以上KIZUNAに記録がない法人です。担当者が代わっていても気づけない状態を意味します。掲載が止まったときに理由が分からない、という事故はここから起きます。

ホットは自分のための印です

他媒体に出しているのを見つけたら🔥を押しておく。予算があって、いま採用したい会社という意味になります。あとでホットだけを絞り込めば、提案先のリストになります。

窓口を開いて、空白を探す

法人名をクリックすると窓口が開きます。履歴なしと出ている窓口は、まだ接点がない拠点です。本社と関係ができている会社なら、店舗や支店への展開は一番通りやすい提案になります。

掲載終了5日前が継続提案のタイミング

先回りアラートに出た時点で連絡する。終わってから聞くと、その間の応募が止まり、他社に相談が流れます。

KIZUNAは書いた分だけ返してきます。次回接触予定日を入れれば朝に出てくる。ホットを押せば絞り込める。担当者を登録すれば引き継げる。逆に、書かなければ何も返ってきません。最初の1か月は面倒に感じますが、3か月後の自分が楽をします。

14困ったとき はじめて中堅ベテラン

画面が真っ白/表示が古い
Ctrl+Shift+R を押してください(Macは Command+Shift+R)。表示が更新されます。多くの不具合はこれで直ります。
担当法人の数が実際と違う
担当法人の一覧は毎日決まった時刻に作り直されます。マスターを更新した直後は古い数のままのことがあります。ツールバーの ⟳ データ更新 を押すと作り直されます。
自分の顧客が一覧に出てこない
担当がマスターに登録されていない可能性があります。全顧客検索でその会社を引いて、担当営業の欄を確認してください。「担当未設定」なら管理者に連絡を。
接触履歴が保存できない
接触日会話内容は必須です。どちらかが空だと保存されません。画面下に赤い通知が出ます。
履歴に「読み取り専用」と出て編集できない
楽楽販売から取り込んだ過去の記録です。仕様どおりで、故障ではありません。新しい記録として書いてください。
「今日、接触する先」に何も出ない
次回接触予定日を入れた記録がまだ無い状態です。接触履歴を書くときに予定日を入れると翌日から並びます。
同じ会社が2つ出てくる
仮コードで登録された会社と、正式なマスターの会社が並んでいる可能性があります。管理者に連絡してください。統合が必要です。
ここに無いことは管理者へ。大場・山科・奈良が窓口です。「壊した」と思っても、たいていは元に戻せます。黙って使うのをやめてしまうのが一番よくないので、遠慮なく聞いてください。